どれくらい前からでしょうか、
「かかりつけ」という考え方が世間で一般的になってきたのは。
皆さんは「かかりつけ医」お持ちですか？
歯科に限らず、たとえば内科でもそうですが、かかりつけのクリニックがあれば、自分の体調のこれまでの変化を先生が把握しているので、今の状態と比べて経過を追いながら診察してもらう事かできます。これはとても大切な事です。
何度も顔を合わしていると、医師との間に信頼関係も生まれます。はじめての先生では話しにくい事も信頼関係があるからこそ相談しやすい。また自分の生活環境を知ってもらっていると症状につながる原因を探してもらいやすいという事にも。
歯科もそうです。
患者様の診療記録があるとお口の中に発生するトラブルに対処しやすいことは言うまでもありません。その人の口腔に関わる歴史を知っているかどうか、これは診断するうえで重要な情報となります。
さらに患者様の診察に対する恐怖感の大、小は様々。また、口を長く開けているのが苦手、バキュームで吸引する際に嘔吐反射が強い、など、クリニックサイドでその方の苦手な部分を知っていると、診療時における患者様のストレスを最小限に減らすのにとても役立ちます。歯科医院と患者様との間でコミュニケーションがとれている事はとても大切だと思います。
衛生士の仕事については特に「お付き合い」があると、患者様にあった口腔ケアをさせて頂きやすいです。
患者様が今まで抱えてこられたお口のトラブル、今まで受けてこられた治療の経緯、生活環境、そして患者様の口腔ケアへの意識の高さなど、これらを把握していると患者様の口腔環境の変化をたどりながら、今その人に最も必要な口腔ケアをご提供、ご提案する事ができます。
当院では医師、衛生士、スタッフ一同
皆さまのかかりつけクリニックになれるように誠心誠意対応させていただきます。
クリニックも早いもので開院してこの春で4年目を迎えます。
開院当初から通って下さっている患者様とはすっかり顔なじみに。お子様が産まれた、お孫さんが大学で東京に…などなど、皆様の身の回りのお話をお聞かせ頂くのも楽しみのひとつです。何より年に数回患者様とお会いするわけですが、その再会が嬉しく思われ、私自身、衛生士の仕事をしていて良かったなといつも感じます。
こんな事、聞いてもいいのかしら…なんてためらわず、クリニックのスタッフにはお口に関する疑問を気軽にお声かけ下さい。
最近は口内炎や舌の痛みに関するご心配も多いようです。心配しながら毎日過ごすのは辛いですよね、口腔粘膜に関するトラブルも当院で診察いたします。
今年はじめてのブログ更新となりご挨拶が遅くなりましたが、今年もよろしくお願い致します。
歯科衛生士 菊地